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学ぶべきこと

失敗に学ぶERPパッケージと組織風土

ERPパッケージの失敗事例として、IBM社のBlue Harmony Projectがあります。これは、同社のITシステムをすべてSAPのERPパッケージに統一するというものでしたが、結局失敗しました。 そして、それと機を一にして、同社の経営目標未達と度重なる減収が報道されたのでした。また、このような経営不振で、従業員に対するリストラが強行されている最中に、同社CEOが巨額のボーナス報酬をもらっていたこと、ストック・オプションの自社株を高値で売り抜けていたことも明るみに出ました。 この2つの事実は、ERPパッケージを導入する際の、組織風土の重要性を我々に教えてくれます。つまり、ERPパッケージの導入を、単なるリストラ・コスト削減の道具とするような組織風土では、失敗に終わってしまう可能性が高いということです。

ERPパッケージとSAPの生い立ち

ERPパッケージについて、その代表選手であるSAPの生い立ちを振り返ることによって考察してみましょう。 まず、SAPは、レガシーのメインフレーム・システム時代の巨人であったIBMのエンジニア達によって起業されました。そして、中小企業の基幹システムを、メインフレーム上ではなく、オープンなクライアント・サーバーシステム上で構築したものが、後のERPパッケージとなりました。 つまり、マイクロソフトが、メインフレームの限界を洞察して、オープンなクライアント・サーバー環境でのOSパッケージで成功したように、SAPも、メインフレームの限界を察知して、オープンなクライアント・サーバー環境でのERPパッケージで成功をおさめたのです。そして、IBMは今、SAPのERPパッケージを使用してビジネスを行っているというアイロニーがあります。